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東北ハイテク研 産学連携セミナー「秋田県におけるスマート農業取組の現状」(10/30開催、秋田)

日時

令和元年10月30日(水) 13:00~16:30

場所

秋田カレッジプラザ・講堂 (秋田市中通2丁目1-51 明徳館ビル2階)

主催

農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課産学連携室、東北地域農林水産・食品ハイテク研究会、秋田県立大学

内容

1.講演
(1)「GNSS自動操舵田植機を利用して八郎湖の水質改善へ」※
    秋田県立大学 生物資源科学部 客員教授 矢治 幸夫 氏
(2)「ドローンを活用した果樹(サクランボ、リンゴ)受粉作業への適応事例紹介」※
    東光鉄工株式会社 取締役 UAV事業部 シニアマネージャー 鳥潟 與明 氏
(3)「果実の収穫適期定量判定アプリの開発~収穫時の目視判定を定量評価に~」※
    秋田県立大学 システム科学技術学部 情報工学科 准教授 石井 雅樹 氏
(4)「AIを活用したトマトハウス栽培での病害発生予測システム」※
    株式会社池田 G&A事業部事業支援部 係長 米山 雅宗 氏
(5)「AIを利用した肉用牛管理への取り組み」※
    秋田県立大学 生物資源科学部 フィールド教育研究センター 准教授 渡邊 潤 氏
2.意見交換
3.ポスター展示
(1)「低コスト・自作可能なハウス温度遠隔監視システム」※
    農研機構・東北農業研究センター
(2)スマート農業実証プロジェクト
   「東北日本海側1年1作地帯の大規模水稲・大豆輪作集落営農型法人におけるスマート農業による生産性の実証」
   (大仙市・(農)たねっこ)

    農研機構・東北農業研究センター
(3)スマート農業実証プロジェクト
   「先端技術の導入による計画的安定出荷に対応した露地小ギク大規模生産体系の実証」
   (男鹿市・園芸メガ共同利用組合)

    秋田県農業試験場
(4)「秋田から農業の未来を切り拓く『次世代農工連携拠点センター(仮称)構想』」※
    秋田県立大学

※演題をクリックしていただくと当日の講演資料がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。

詳細

東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧下さい。

実施結果

講演は、いずれもスマート農業技術の新たな可能性を切り開く内容であり、聴衆の興味をかき立てるものであった。特にGNSS自動操舵田植機の活用では代かき時の落水制御による水質改善だけでなく、除草剤散布回数の削減に有効であることが技術を利用している農家から指摘された。また、ドローンによる受粉作業では、山間傾斜地で応用することによる作業安全実現の可能性について論議が行われた。果実の収穫判定アプリの開発では、リンゴ以外のナシ、モモなどの色判定が難しい果実への適用可能性も示された。AIを利用した病害発生予測システムでは、特定の病気についてはかなり高い精度で予測出来ることが示された。また、AIを利用した牛の発情予測システムが現場で有効に活用できることが示された。
ポスター発表では、現在、秋田県で実証が行われている大規模水稲・大豆輪作を実施する集落営農型法人と、大規模園芸団地における露地小ギクの計画安定出荷に関するスマート農業技術の実証結果が紹介された。また、安価なセンサ-システムを活用して自作可能なハウス温度遠隔監視システム、秋田県立大学が進めている「次世代農工連携拠点センター(仮称)構想」が紹介され、熱心な質疑討論が行われた。
今回のセミナーを通してスマート農業技術の多様な可能性が紹介されるとともに、実際に農家がスマート農業技術を導入する場合の問題点(コスト、技術習得、適正な導入規模)が指摘された。今後は安価なスマート技術の開発、スマート農業技術を活用するための農家相互の連携、研究組織、民間企業との連携システムが必要となるであろう。(参加者:76名)

 

191030セミナー図1   191030セミナー図2   191030セミナー図3

当日の様子