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東北ハイテク研究会セミナー「スマート農業技術をもっと身近に:低コスト簡便スモール・スマート農業技術を知る 第3弾」(Zoomウェビナーによるオンライン開催、2/17、岩手)

日時

令和4年2月17日(木) 13:30~16:15

形態

Zoomウェビナーによるオンライン開催

主催

農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課産学連携室、東北地域農林水産・食品ハイテク研究会

内容

<第3弾 AIを身近で活用する時代が来た>
 第1報告
 「AIで地域農業の将来動向を予測する
   農研機構 本部 企画戦略本部 農業経営戦略部 営農支援ユニット 寺谷 涼 氏
 第2報告
 「AI利用による植物病害防除
   農研機構 植物防疫研究部門 作物病害虫防除研究領域 吉田 重信 氏
 第3報告
 「ドローン・AIを活用したICT鳥獣被害対策
   株式会社スカイシーカー 取締役 平井 優次 氏
 第4報告
 「AIを活用した鶏の個体管理技術
   山形大学農学部 連携研究員 兼 株式会社ViAR&E(ビアアンドイー) 代表取締役 市浦 茂 氏
 質疑討論

演題をクリックしていただくと当日の講演要旨がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。

詳細

東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧ください。

実施結果

多くの農家から安価で利用が簡単で確実な効果が得られるスマート農業技術の開発を期待する声が多く寄せられている。そうした農家の切実な声に応えることを目指して、セミナーを実施した。
第1報告では、1) AI(人工知能)とは何か?、2) AI農業経営体数予測モデルの紹介、3) 2020年農林業センサスによる各地域の概況、4) モデルによる将来予測結果、5) モデルの活用例、などが紹介された。
第2報告では、土壌の発病ポテンシャルを栽培前に診断・評価し、その結果に基づき対策を行う土壌病害管理法であるヘソディムの考え方が紹介され、土壌消毒剤や殺菌剤の使用削減等により、病害管理のコスト削減・省力化(→ 生産者の収益性の向上)、農地の持続的利用を可能にすることの重要性が示された。
第3報告では、鳥獣被害対策について、糞・食痕・足跡から調査する方法、捕獲と放逐を繰り返して推定する方法、直接観察による生育調査等の課題を整理し、ICTテクノロジーを活用した鳥獣被害対策の重要性が提起された。
第4報告では、これからの養鶏に必要な技術として、少子高齢化に伴う養鶏農家の労働人口減少/ 少人数で効率的&高品質な食材生産(生産性向上を実現するシステム作り)/ 均一な体重で出荷(体重測定を簡単に)/ 快適な飼養環境づくり(快適度の数値化)/ 脱炭素(温室効果ガス発生の抑制)/ 鶏にとって快適な生育環境づくり(アニマルウェルフェアを考慮)が整理され、スマート技術開発の必要性が強調された。
質疑討論は予定時間を超えて熱心に行われ、AI技術の活用に関して多くの参加者の期待が伝わるセミナーであり、非常に有意義であった。参加者は106名でした。