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イベント

東北ハイテク研究会セミナー「有機農業の現在とこれからを考える」(ハイブリッド開催、11/18、宮城)

2022-10-06

日時

令和4年11月18日(金) 13:15~15:45

形態

ハイブリッド開催
(1)会場:TKPガーデンシティ PREMIUM仙台西口 カンファレンスルーム8C
(宮城県仙台市青葉区花京院1-2-15 ソララプラザ)
(2)オンライン:Zoom(ウェビナー)を使用
※会場参加の定員は先着30名様、Zoom Webinarライブ配信の定員は先着500名様です。

主催

農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課産学連携室、東北地域農林水産・食品ハイテク研究会

内容

○講演
1)「有機農業の国際比較と将来展望
東北大学大学院農学研究科 教授 石井 圭一 氏
2)「有機栽培技術の開発の現状
(国研)農研機構 中日本農業研究センター
温暖地野菜研究領域 有機・環境保全型栽培グループ長 三浦 重典 氏
3)「有機農業の実践者として
宮城県 大崎市 佐々木 陽悦 氏
4)「有機農業推進のための各種の施策について
(参考資料1)みどりの食料システム法のポイント
(参考資料2)みどり投資促進税制
農林水産省 東北農政局 生産部 生産技術環境課長 飛鳥 武昭 氏
○意見交換

演題をクリックしていただくと当日の講演要旨がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。

詳細

詳細は東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧ください。

実施結果

有機農産物、オーガニック食品に対する消費者の関心はこれまでになく高まっていると言われている。一方、我が国の有機農業の取組面積は、近年増加傾向にあるものの、2018 年現在で耕地面積に占める割合は 0.5%に過ぎない。一方、農水省は「みどりの食料システム戦略」(2021)を策定し、「2050年までに有機農業の取組面積を25%、100万ha」という目標は掲げた。本セミナーでは、わが国における有機農業の現状と今後の方向性、関連する技術開発の状況などの紹介と議論が行われた。
当日は、石井圭一教授(東北大)より、フランスなどの事例を中心に有機農業が増加している状況とそれを支える要因について、次いで、三浦重典氏(中日本農研)から、有機栽培技術の開発の現状について、主に水稲作の除草技術について講演が行われた。そして、有機農業を実践されてきた宮城県大崎市の農家・佐々木陽悦氏からは、有機農業へ取り組むようになった経緯から有機水稲栽培技術の確立に向けての取り組みと今後の問題点について講演があった。最後に東北農政局・飛鳥課長より、有機農業推進のために農水省が行っている各種の施策が説明された。
これらの講演について、リモートで多数の質問があり、活発な意見交換が行われた。参加者は123名であった。

 

221118セミナー図1 221118セミナー図2

質疑応答の様子(左)・当日使われたスライドの一例(右)

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